文系数学web問題集

文系の文系による文系のための数学問題&情報ブログ。
1日1題,大学入試の文系数学の問題を紹介していきます。

2013年11月

2013年 広島大学 文系学部 第5問


今日は「2013年広島大学文系学部第5問」です。
出題ミスシリーズに夢中になり本業を忘れていました(笑)

※画像をクリックすると,解答のPDFが表示されます。



座標平面上の格子点の問題。確率の期待値に続く珍しい出題ですね。  

大丈夫そうで全然大丈夫じゃない問題 その2

大丈夫そうで全然大丈夫じゃない問題シリーズ第2段です。 
※前回の記事はコチラ
みなさん,この問題に違和感を感じますか?


大丈夫そうで全然大丈夫じゃない問題

今日,社内でちょっと話題になった問題。
みなさん,この問題に違和感を感じますか?
※第2段もあります。記事はコチラ


問題文はキチンと読もう


約7割の私立大学でA判定を獲得!


って,私の話じゃないですよ。

国立情報学研究所などが開発する人工知能が,大学入試センター試験の模擬試験を初受験したところ,そんな判定が出たそうです。
実際のところは,900点満点中387点ですか。4割程度の得点率で7割の私大でA判定が出るって・・・(笑)

記事をみた限り,問題文を理解できるようになるかどうかがカギとなりそうですね。

まぁ,これは人間も同じですね。もちろん,数学も問題文をキチンと理解すること,ココ重要です。
  • 問題文を適当に読み流してない?問題文に隠されたヒントを読み解こうとしてる?
  • 問題文が一発で理解できなかったら,絵や図を書いたり,より低次のものに置き換えたりしてイメージを掴もうとしてる??
  • 求めた答えが妥当かどうか,問題文と照らし合わせてる???

この時期になると,解くことに夢中になり,問題文をキチンと読まないケースも見受けられます。問題文は大学側からのメッセージですので,まずは,その発せられたメッセージをキチンと理解しましょうね。



人工知能 400大学で合格圏内に

11月23日 18時36分
9a527747.jpg
 
 

東京大学合格を目標に、国立情報学研究所などが中心となって開発を進めている人工知能「東ロボくん」が、大手予備校のセンター試験の模試を初めて受験し、全国およそ400の大学でA判定を獲得する成績を収めました。

「東ロボくん」は国立情報学研究所や大手電機メーカーなどが共同で開発を進めている人工知能で、9年後の2022年春までに、東京大学の入学試験を突破できる知能の開発が目標です。
23日は都内の大手予備校で東ロボくんが受けた初のセンター試験の模試の結果を講評するイベントが開かれ、900点満点中387点を獲得したことが発表されました。
この得点は偏差値で見ると45ですが、「数学I・数学A」と「世界史B」、「日本史B」の3科目では平均点を上回り、国公立の大学1校を含む全国404の大学で、8割以上の確率で合格できるA判定を獲得しました。
東ロボくんは市販のUSBメモリーにも入る4ギガバイトほどのプログラムで、例えば数学では、日本語の質問を数式に変換してその意味を理解し、問題を解くことができます。
しかし、問題文が長くなると理解が不正確になり間違うことが多くなるということです。
このため、質問文が短い「数学I・数学A」や、あらかじめ記憶した知識を引き出して問題に答える日本史や世界史では比較的高い得点となりましたが、国語や英語など、質問の文章がより長く、あいまいな表現が多く含まれるものになると、正しい答えを出せなくなるということです。
このプロジェクトのリーダーで国立情報学研究所の新井紀子教授は、「人のことばの意味を理解できる次世代の人工知能が出来れば、人の働き方など社会は大きく変化する。長期的な目で開発を進め、世界をリードする人工知能に育て上げたい」と話しています。

どうやって問題を解く

「東ロボくん」は今回、受験した7つの科目それぞれについて違う解き方をしています。
これは、東ロボくんのプログラムが科目ごとに分けられて、それぞれ別の研究者が開発を進めているためです。
例えば、歴史では、「東ロボくん」のプログラムに世界史や日本史の教科書がまるごと入っていて、今回の模試では、この教科書にある情報だけで問題を解いています。具体的には、質問文にあることばの中から「邪馬台国」といった固有名詞やそれに関係がありそうな「統治」や「人物」といった単語をキーワードとして選び出します。そのうえで、東ロボくんは、選び出した複数のキーワードが教科書の中で最も多く出現する場所を段落の単位で探し当てます。
そのうえで、探し出した段落と最も関連性が高い文章をセンター模試の4つの選択肢の中から見つけ出し正解として回答します。
しかし、「アメリカ」や「王朝」など、教科書の中で、時代を超えて何度も出てくる単語が複数あると、正しい場所を選べなくなり、回答も誤ってしまうということです。
一方、数学では、東ロボくんのプログラムは、日本語の質問を数式に変換してその意味を正確に理解したうえで問題を解こうとします。東ロボくんの中には、日本語をコンピューターの言語に訳すための辞書があらかじめ入っています。試験でよく出てくる「実数」といった名詞や、「が」や「を」といった助詞をこの辞書を使って翻訳し、その意味や文の中での役割を数式で表せるようにしたうえで、問題を解いていくのです。
このため、質問の文章が短く、簡潔で論理的であればあるほど、高い確率で正解を導き出すことができます。
一方、質問の文章が複雑だったり、質問によって表される状況をイメージしないと解けないような問題は、今の東ロボくんにとっては、お手上げだということです。

人工知能研究の現状と課題

人工知能は、人の知能を再現し、さらに超えることを目指して世界各国で研究が進められています。
人工知能の研究は、60年以上前から行われていますが、16年前の1997年、IBMのコンピューター、「ディープブルー」がチェスの世界王者に勝ったことで人よりもすぐれた「人工知能」の開発が現実味を帯びました。
また去年、IBMの大型コンピューター「ワトソン」がアメリカのクイズ番組に出演し、歴代最強のクイズ王に圧倒的な強さで勝利して、人工知能の開発の目覚ましい進歩を世界に強く印象づけました。日本でも、ことし3月、将棋のソフトが現役のプロ棋士に勝利するなど何千万という膨大な手の中から確率論を用いて最良の1手を、瞬時に選び出すことができるコンピューターの開発が相次いでいます。
しかし、今の人工知能にとって極めて難しいのは、人間が話したり、活字で表現したりすることばの意味を理解することです。
ことばの数を少なくして、表現もパターン化すれば、人工知能は、人が話すことばの意味を推測することができますが、ことばの意味を人間と同じレベルの正しさで理解しているわけではないため、例えば、ことばの言いかえや要約をするといったことができません。「東ロボくん」は、ことばの意味をより正しく理解できる次世代の人工知能を目指そうと開発が進められていて、数学などの科目では質問の意味をある一定の範囲まで正しく理解して問題を解くことに成功しています。
「東ロボくん」の研究開発チームのリーダーで国立情報学研究所の新井紀子教授は、「ことばの意味を理解し、言いかえや要約にも対応できる人工知能が開発できれば、インターネットの検索エンジンなど、身の回りのコンピュータープログラムがすべて大きく進化する。人間の働き方など社会に大きな変革をもたらす技術で、東ロボくんの開発を進めることがこの分野で世界をリードすることにつながる」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131123/k10013287631000.html 

 

[関連ニュース]

  自動検索

東大目指す人工知能 模擬試験に挑戦 (11月22日 17時17分)


2013年 広島大学 文系学部 第4問

今日は「2013年広島大学文系学部第4問」です。


※画像をクリックすると,解答のPDFが表示されます。



円と直線との交点および有理点に関する問題です。“有理点”なんて言われると身構えてしまいますが,単に座標が分数で表すことができる点ってことですね。  
著者プロフィール

matumatics8

PR
matumatics8も高校生のときに大変お世話になったZ会の通信教育。当ブログの解答の書き方のルーツは添削指導にあり。気になる人は資料請求をしてみて,自分に合っているかどうかを確かめよう!!





何かと話題の受験サプリ。無料会員登録で主要大学の『旺文社 入試問題正解』の解答が見れます。matumatics8もお世話になっています!当ブログとはまた違った視点がわかるかも!?
















ご意見下さい!
最新コメント
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード